その国の人はみんなが冴えない憂鬱な顔をしていました
私だって
俺だって
僕だって
つかれてるよ
疲れてるよ
ツカレテルヨ
まるで疲れてるの競争
私はもっと疲れてるよ
俺はもっともっと疲れてるよ
モットモットモット ツカレテルヨ
一番疲れてる人には
素晴らしい賞をあげましょう
そんなとき
あの子がやってきました
僕はずっと疲れないよ
そうしてその子は疲れも知らずいろいろなことをこなしました。
疲れないのは怠けてるからだ
疲れないのはばかだからだ
ツカレてる人々はそういってその子をバカにしました
その子はただただ笑顔で
空のかなたに消えていきました